インドのタタ・モーターズという自動車会社がある。ここが世界最安の自動車「ナノ」を製造しようとしているそうだが、それについて気になったことがあった。
西ベンガル州のシングール地区にナノの工場を建設中だそうだ。そのために、州政府が農民から土地を収用し、賃貸契約を結んだそうだ。しかし、州政府が農民に補償金を支払う方針だったが、４００エーカーを所有していた2200人の農民はこれに反対。補償金の受け取りを拒否し、反対運動が激化しているらしい。
こうした「収用」という行為。問題点は住んでいる人に強制してしまう点にあるのだろう。日本だったら、公聴会とかきちんとした手続きが行われるだろうが・・・・。
【参考】
土地収用（とちしゅうよう）とは、公共の利益となる事業の用に供するため、土地の所有権その他の権利を、一連の手続きを経てその権利者の意思にかかわらず、国又は地方公共団体等に強制的に取得させる行為をいう。 （wikipediaより）
